関節リウマチと紫外線対策

リウマチ教室

春の陽気が心地よい季節になりましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか?

この時期、特に気をつけたいのは花粉症と紫外線です。花粉症については、以前のブログをご覧ください。

さて、今回は紫外線について。3月頃から紫外線は急に強くなり始め、ピークは一般的に4月から9月と言われています。特に、午前10時から午後2時の日差しは要注意です。夏の6月から8月は日焼けしやすいのはもちろんですが、実は今の時期も油断できません。気象庁のUVインデックス(つくばの2024年度のデータ)を見ると、4月から紫外線が強くなるのがよく分かります。ぜひ参考にしてみてください。

気象庁|紫外線のデータ集
気象庁が提供するページです

紫外線がリウマチに与える影響

  • 病状悪化: 全身性エリテマトーデス(SLE)などの特定の膠原病をお持ちの方は、紫外線によって症状が悪化したり、再び現れたりすることがあります。顔に赤い斑点が出たり、熱が出たりすることも。
  • 発症のきっかけ: まれですが、長い時間紫外線を浴びることが、病気の発症のきっかけになることもあります。
  • 光線過敏: リウマチの方の中には、紫外線を浴びると過敏な反応が出ることがあります。

だから、紫外線対策が大切!

リウマチや膠原病をお持ちの方は、毎日の紫外線対策をしっかり行いましょう。

  • 日焼け止め: 外出時は、日焼け止めクリームをこまめに塗ってください。
  • 日傘・帽子: 日差しの強い時間帯は、日傘や帽子を活用しましょう。
  • 長袖・長ズボン: できるだけ、長袖や長ズボンを着て、肌の露出を少なくしましょう。
  • 時間帯: 紫外線が最も強い午前10時から午後2時の外出は、できるだけ控えましょう。

紫外線の良い面も

適度な日光浴は、体内で骨を丈夫にするビタミンDを作るのに役立ちます。しかし、リウマチをお持ちの場合は、紫外線を浴びすぎないことの方が大切です。ビタミンDは、きのこ類や魚介類などの食べ物からも摂ることができます。

ご自身の状態や治療に合わせて、主治医の先生と相談しながら、適切な紫外線対策をしてくださいね。

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