リウマチ治療中の患者さんにとって、ビタミンの摂取は非常に重要です。ビタミンは免疫系の機能をサポートし、治療の効果を高め、全体的な健康を維持する助けになります。
リウマチ治療中に必要なビタミン
ビタミンD
ビタミンDは骨の健康を維持し、免疫系の調節に重要です。リウマチ患者さんは骨密度が低下することが多いため、ビタミンDが必要です。
不足すると
骨密度の低下、骨折のリスク増加、筋肉の痛みや弱さ
ビタミンDが摂れる食品例
サーモン、マグロ、サバ、卵黄、ビタミンD強化ミルクやヨーグルト、シイタケなど。
ビタミンC
ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫系の強化やコラーゲンの生成に関与しています。リウマチの炎症を和らげるのに役立つとされています。
不足すると
疲労感、歯茎の出血、皮膚の乾燥、傷の治りが遅くなる
ビタミンCが摂れる食品例
オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ、キウイ、ピーマン、ブロッコリーなど
ビタミンE
ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞を保護し、炎症を軽減する働きがあります。リウマチの炎症を軽減するのに役立つことがあります。
不足すると
筋肉の衰え、視力障害、免疫機能の低下
ビタミンEが摂れる食品例
アーモンド、ヘーゼルナッツ、ひまわりの種、植物油(ひまわり油、大豆油など)、葉物野菜(ほうれん草)など
ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギー代謝や神経系の健康をサポートし、全体的な健康を維持します。慢性的な病気の管理に役立ちます。
不足すると
- ビタミンB1 疲労感、神経のしびれや痛み(脚気)
- ビタミンB6 皮膚の炎症、貧血、神経系の問題
- ビタミン12 貧血、神経障害、記憶力の低下
ビタミンB群が摂れる食品例
- ビタミンB1 豚肉、全粒穀物、豆類
- ビタミンB6 鶏肉、魚、バナナ、じゃがいも
- ビタミン12 魚、肉、乳製品、卵
注意点
ビタミンの摂取は重要ですが、サプリメントを摂取する前には必ず医師や栄養士に相談することが大切です。特にリウマチ治療中の患者さんは、治療薬との相互作用がある場合があるため、主治医と相談してみてください。