今はコロナ前に戻って外に出かける人多くなりましたが、
コロナ中は生活様式もかわり家にいる時間が多かったですね。
そうですね。外出する機会が減って家にいることが多くなりました。
そうですね。外出しないと皮膚で作られるビタミンDが少なくなります。骨を丈夫にすることが出来なくなり骨粗しょう症になりやすく糖尿病・うつ病・花粉症・アルツハイマー病にも影響してるといわれています。 ~骨粗しょう症のお話はリンクに貼っておきます~
ビタミンD少ないかも・・・!
先生ビタミンDを調べるにはどうすればいいんですか。
ビタミンDをはかるには血中の25-OHビタミンD濃度を計測します。
正常範囲30~100ng/ml・30ng/ml以下が不足・20ng/ml以下が欠乏症です。あとビタミンDについて解説していきますね。
1 ビタミンDについて
- ビタミンDについて
ビタミンDの働きは主に体内のたんぱく質の働きを活発化させ正常な骨格や歯の発育を促進することです。また小腸のカルシウムやリンの腸内吸収を促進させ血中カルシウム濃度を一定に保ちます。その為ビタミンDが少ないと正常な骨の細胞が形成できず骨が脆かったり骨折しやすいと言われています。それではビタミンDを多くとって良いかというとそれも違います。高カルシウム血症、骨や歯以外の軟組織の石灰化障害、腎機能障害など起きてしまうことがあります。
そもそもビタミンDがどのくらいとられているのかというと・・・
令和元年厚生労働省国民健康・栄養調査報告によると 20歳以上日本人の1日あたりのビタミンD平均値は7.2μgです。これは厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準2020年版によると一日あたり目安量男性・女性とも8.5μg/1日となっていますので足りていないことが示されています。また2023年6月5日東京慈恵会医科大学報道発表資料より骨粗しょう症に関連するビタミンDについて、「日本人の98%はビタミンD不足」という発表がありました。
令和元年国民健康・栄養調査報告令和元年国民健康・栄養調査報告について紹介しています。
日本人の食事摂取基準日本人の食事摂取基準について紹介しています。
2 日光浴と食事でビタミンDをとろう
それではビタミンDをどのようにとればよいのでしょうか? 実は日光浴と食事でとることが出来ます。
日光浴は場所や時間によっても違いますが、15分~30分程度とされています。日差しが強いときは、熱中症に気をつけながら日陰での日光浴が良いとされています。食事ですと魚類(さけ・ウナギ・さんまなど)やきのこ類(きくらげ・まいたけ・エリンギ)に多く含まれています。 どうしても日光浴ができなかったり、ビタミンDが十分な食事がとれない方もいますのでそういう時はご相談ください。当院はサプリメントを準備しております。