家族が関節リウマチといわれたら

家族がリウマチになったら 原田先生のリウマチコラム

自分の親しい人が突然関節リウマチと診断されたら、きっと驚くと思います。

リウマチってなんだろう、治らないのかしら、自分は何をしてあげられるだろう。

そんなときに参考になりそうなことをまとめました。

リウマチとは

関節リウマチというと、手が曲がって痛い、というようなイメージがあるかもしれません。関節リウマチは、免疫の異常によって、自分の身体を守るはずの免疫が自分の身体を攻撃してしまう病気です。自己免疫性疾患と言います。

手だけでなく、足や肩、肘、膝、股関節、あごなど、全身の関節が腫れて痛みます。

また、微熱が続いたり、だるさが強くなったりします。

リウマチは治るのか

関節リウマチの治療で目指すのは「寛解」です。これは関節の腫れや痛みがない状態です。飲み薬や注射を組み合わせて治療を行い、寛解を目指します。

寛解になれば、骨が変形することもないですし、趣味や仕事もできます。

飲み薬のメインは「メトトレキサート」です。週一回飲む薬です。

注射は生物学的製剤というもので、作用機序の違うものが複数種類あります。

色々ありますが、どれも免疫を抑える治療法です。

 家族にできること

一緒に感染対策

関節リウマチでは、免疫を抑える治療(免疫抑制治療)を受けることになります。肺炎など様々な感染症にかかりやすく、また重症化しやすくなるので、マスクや手洗いといった感染対策が必要になります。家族が患者さんにうつさないことも大事です。

治療のお金

残念ながら、現時点ではリウマチの薬は高価なものが多いです。

当院では金銭的な負担にも配慮して薬を選んでいます。

それでも、例えばメトトレキサートを週に10㎎内服し、エタネルセプト50㎎を2週間に一度自己注射しているとすると(標準的な治療内容です)、1ヵ月の薬代だけで8,000円近くかかります。体質やリウマチのタイプによっては治療の選択肢が変わり、もっとかかることもあります。

高額療養費制度などもありますので、家族で治療費について相談できるといいと思います。

一緒にリウマチについて知ること

リウマチは長い期間付き合っていく必要のある病気ですが、患者さんから、「どんなに痛くても家事を休めない」「痛いと言うと怒られるから黙っている」というような話を聞くことは意外に多いのです。一緒にリウマチについて勉強して、寄り添ってもらえたら、とても心強いと思います。ご家族も一緒に外来に来ていただくのも、いい機会になるかもしれません。

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