関節リウマチでも運動してよいの?
リウマチになったらスポーツをやめなくてはいけないの?と聞かれることがあります。
その必要はありません!
関節リウマチ患者さんが運動すると、痛みが軽くなり、関節の動きが良くなり、生活の質(QOL)を改善することがわかっています。また、運動は心臓の機能や骨密度の維持にも役立ちます。
関節の痛いときに無理に運動することはいけませんが、痛みのないときに、痛みが起きない範囲での運動は是非やったほうがよいのです。
どんな運動が良いの?
有酸素運動(ウォーキングや水中エクササイズなど)と筋肉トレーニングを両方組み合わせるのが良いと言われています。
ただ、ダンベルなど関節に負荷がかかりやすい運動やエアロビクスなど弾みをつけてやる運動は、痛みがあるときにはやめた方が無難です。
ヨガや太極拳、ピラティス、水中でのエクササイズやウォーキングはおすすめです。また、集団でやる運動の方が効果的という報告もあります。
ただ、一番大事なことは「楽しくやること」です。
関節リウマチの患者さんは、痛みが落ち着いている時期であっても、気圧の変化でシクシク違和感があったり、なんとなくだるかったりすることがあると思います。真面目な方ほど思い悩んでしまうのを目にします。
ゴルフでもダンスでもテニスでも、気持ちよく好きなスポーツで体を動かして、すっきりするのがよいですよね。ストレスが一番よくありません。 翌日まで体の重さや関節の痛みを引きずるようなことがなければ問題ないので、是非楽しく運動をしてみてください。