本院通院中の方は、健康な患者さんと比べると、やはり感染症リスクは高くなります。かかりつけ医として責任を持って対処いたしますので、いつでもご相談ください。
市販薬、風邪薬、抗生物質の使用は問題ありません。
MTX服用の調整
MTX(メトトレキサート)の服用は、リウマチ症状の度合いによりますが、リウマチ症状が軽い場合は 通常の半分量・土曜または日曜日のどちらかを抜くなどして適宜調整 は可能です。
MTXは適宜調整可能です。体調不良のなか無理に飲み続けないでください。
高齢者・腎臓の悪い方や脱水症状、食べ物をとれない状態でMTX服用を続けると、血中濃度があがり過ぎてしまい白血球を極端に下げてしまいます。その結果、肺炎や敗血症により命に関わる状態に陥ってしまう可能性があります。
体調不良については、些細なことでもご相談ください。
軽い風邪症状でも、肺炎の可能性を考えて本院に受診、またはオンライン受診をお勧めいたします。とくに以下のような症状がある場合は、MTXの服用を止め、できるだけ早く本院を受診またはご連絡ください。
- 咳が止まらない
- 38℃以上の高熱
- 食欲不振
- 息苦しい
- ひどくだるい
本院以外の場合は、呼吸器科のある大きな病院をお勧めします。血液検査や胸部レントゲンを調べてもらってください。
まずは来院前に、電話、メール、またはmelmoのオンライン診療を利用し、ご連絡をお願いいたします。
事前準備のお願い
通院患者さんは、必ず パルスオキシメーター で酸素飽和度を確認しますので、予めお手元にご準備してください。
ご相談後の対応3パターン
ご相談いただいた状況を聞いて、下記のいずれかを判断します。
ごく軽い場合: オンライン診療
診療時間内に限り、オンライン診療を行い、クリニックから直接風邪薬を処方・郵送して経過を見ます。
中程度の場合: 来院して検査
本院に来院いただき、胸部のレントゲンを撮影します。
重症の場合: 基幹病院へ紹介
すぐに入院が必要なぐらい重症と思われる場合は、基幹病院への紹介状を至急手配します。
来院を指示された咳や発熱症状のある方は、クリニックに入る前にご連絡をお願いいたします。
ご注意事項
- 診療時間外 の場合、ご相談のみとなり、薬の処方、検査はしておりません
- 医師による電話相談は 電話再診扱い となります。また電話再診の場合、薬はお出しできません
- 薬の処方は、対面診療またはオンライン診療 で可能です
本院では、パルスオキシメーター での体調管理をお願いしています。
パルスオキシメーターとは、簡単に言うと 血液中の酸素の濃度を測る機械 です。普段の数値を知っていれば、体調不良時との差がわかりますので、元気なときにも必ず計測 しておきます。
例えば、いつもが 98% であれば 96%以下になったら要注意 で、肺炎の可能性がかなりあります。
咳や痰症状が続く方へ — スチーム吸入器のすすめ
治りかけで、咳が続く、痰の絡みが治らないなどの症状がある場合は、「スチーム吸入器」 を使用するのも良いです。自宅にあるのはPanasonic製のものですが、実際に試してみると、痰の排出が容易になりました。
家電量販店やネットショップでお買い求めできます。
非定型抗酸菌(ひていけいこうさんきん、NTM=Non-tuberculosis mycobacteria) は、水や土壌や動物に生息しているどこにでもいる菌です。肺に罹患するものを 肺NTM症、菌のうち 9割以上がMAC菌 によるため 肺MAC症 などと呼ばれることもあります。
特徴と症状
- 40代以上のやせ型の女性 に起こりやすいことがわかっています
- 近年、日本で増加傾向 にあります
- 症状のない方も多いですが、自覚症状として 長引く咳や痰、体重減少 などがあります
リウマチ患者さんの場合、肺炎の原因になりやすいため注意が必要です。本院では 定期的な血液検査(MAC抗体)や胸部レントゲン検査などでチェック しています。
